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屋外で蚊に刺されない方法について
人は体質によって蚊にさされやすかったり、そうでなかったりしますが、現場が山林や原野であれば血に飢えた蚊が容赦なく大群で襲ってきます。蚊は様々な病原体を媒介する害虫であり、体調管理のためには刺されないことが一番の予防です。そこで現場作業の大敵である蚊に刺されない方法を考えてみました。
汗をかいたら拭く
蚊は汗の臭いを好んで近寄ってきます。汗をかいたらこまめにタオルなどで拭きとるようにしましょう。
物理的に刺されないようにする
たとえ蚊が近寄ってきても、針を通さなければ刺されることはありません。長袖で露出を防ぎましょう。汗をかかない涼しい素材のものが良いでしょう。
白っぽい服を着る
蚊は白と黒だけ識別することができ、黒っぽい色を好むと言われています。そこで現場には明るめの色の服を着て行きましょう。
蚊がいなくなるスプレーを使用する
体に噴射するタイプのものも有効ですが、最近はワンプッシュで蚊がいなくなるタイプのものが販売されています。『蚊がいなくなるスプレー』は屋内用ですが、測量機の三脚やプリズムポール、水路・ヤブにワンプッシュすることにより、驚くほど蚊がいなくなります。
携帯用の虫除け機を使用する
昔ながらの蚊取り線香も悪くないですが、たださえ荷物の多い測量では邪魔になり、熱気や匂いも気になるものです。そこで最近のヒット商品のどこでもベープ 携帯虫よけ未来を利用しましょう。効果は20日間持続します(フィルター、電池取り替え可能)。手首に巻くのがおすすめです。
前日にアルコールを控える
蚊は二酸化炭素と高い体温を頼りに人間の皮膚を探しています。アルコールは体内で分解されて二酸化炭素を排出することになるのに加え、体が火照って皮膚の温度が上昇するので蚊に刺されやすくなります。現場のある前日はなるべくアルコールを控えましょう。
まとめ
蚊は二酸化炭素、臭い、高い体温、黒いものを好む傾向にあるのでこれを避けることが重要です。上記にあげた対策のうちどれを選べばいいというわけではなく、できるだけ多くの対策を施してから現場に向かいましょう。
これらの対策を高次元で満たしてくれる秘密兵器が『空調服』です。腰まわりの2箇所についたファンで吸気して、首筋や袖から自然排気します。排気の際に汗をかいていれば気化熱で体温を奪ってくれるので非常に涼しくなります。フードをかぶれば排気がバリアになって顔を刺されることもなくなるでしょう。2015年版はデザイン的にも万人受けする作業服っぽくない作業服なので過酷な現場用に準備しておきましょう。繰り返しになりますがせっかく買うなら色は明るいものを選択しましょう。