目次
そもそもなぜ「コンベックス」と呼ぶのか?
一般的には「メジャー」と呼びますが、業界の人はたいてい「コンベックス」といいます(「メジャー」とは巻き尺の総称なのでそう呼ぶことは決して間違いではありません。)。
「コンベックス」とは、英語でconvexと書き、「凸型」を意味します。
何が凸型なのかというと、テープ部分が折れ曲がりにくいように凸型になっているためです。
測量に使うコンベックスを選ぶときに重視したい3要素とは
精度が良いこと
正確な測量を行うためには、精度の高い機器を使用する必要があります。専門家である以上は、コンベックスにまでこだわりたいものです。
一定以上の精度が確保されている証拠としてJIS1級に認定されているかどうかというのがあります。
購入するのであれば、JIS1級の記載のあるものから選ぶと良いでしょう。間違っても100均のものを使ってはいけません。
引き出した位置でテープが自動的に止まる
引き出した位置でテープが自動的に止まる機能は、メーカーによって「セルフストップ」、「セルフロック」、「オートストップ」などと呼び方が異なります。
いずれも機能は一緒で、引き出した時に自動的にストップし、ボタンを押すと巻き戻るというものです。
この機能がついていない場合は、ご存知のとおり、引き出したテープをロックでボタンで固定するか、ロック機能もついていない場合は手で押さえておく必要があります。
効率的な測量を行うためには、測る必要があるときは素早く手軽に測る必要があるため、この機能は重宝します。
あと、意外に重要なのが、テープの巻き戻しが急過ぎないことです(こればっかりは実際に触ってみないとわかりませんが。)。
急激に巻き戻すコンベックスだと指を怪我したり、周囲の構造物を傷付けてしまうおそれがあるからです。
落下・紛失防止
現場に出ると、どうしても荷物が多くなってコンベックスを落とすこともあります。壊れるくらいならいいのですが、他人の建物内で落として床を傷つけたりしたら最悪です。
落下・紛失防止のためにも、コイルコードやフック、ホルダーがついているものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
人によって重要視するところはさまざまだと思いますが、専門家である以上、多少かさばったり重かったとしても精度が高くて効率のいいものを選ぶべきです。
現場に出るとどうしても荷物は多くなりがちなので、100グラム程度の差なんて気にする必要もありません。
ちなみに私はシンワのコンベックス タフギアというのを使い続けています。
シンワという会社は三角スケールも作っているので、土地家屋調査士の試験でお世話になっている人も多いのではないでしょうか。
ホルダー&コイルコードは取り外しが容易にできるので、迷ったらホルダー付を選ぶのがおすすめです。
Amazonの評価もなかなか良いようです。間違えて類似の尺表示付きタイプを買わないように注意してください。
シンワ コンベックス タフギア セルフストップ 19-5.5m ホルダー付 80811(Amazon)
コメント