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申請書は時間をロスしやすい
受験生のレベルによって解答時間の差が出やすいのが申請書の記載です。初学者は悩みながら記述していくのに対して、合格レベルの受験生になるとほとんど考えこまずに(むしろ次のことを考えながら)ペンが動き続けている状態になります。
申請書が得意になるよう、『不動産表示登記申請マニュアル』(東京法経学院)を使って網羅的に申請書を勉強し、スピードアップを図りましょう。
申請マニュアルのうち、これだけは押さえておこう!
不動産表示登記申請マニュアル〔改訂二版〕のうち、まず押さえておくべきひな形は以下のとおりです。あくまで改訂二版対応の番号なので、ご注意ください
⇒ 不動産表示登記申請マニュアル〔改訂三版〕
過去問に出題されるなど、重要性が高いもの
土地:1-2、2-1、2-3、2-4、3-1、3-2、3-3、3-4、3-6、3-8、4-1、4-2、4-4、5-1、6-1、6-2、6-3、7-1、7-2
建物:1-1、1-4、1-5、1-6、1-7、1-10、2-4、2-6、3-2、3-4、3-7、3-8、3-9、3-12、3-13、3-14、3-15、3-16、4-1、5-1、6-2、8-2
区分:1-2、1-9、1-11、3-2、3-3、4-1、4-2、5-1、7-3
過去問の出題歴はなさそうだが重要性が高いもの
土地:1-3、3-5、3-7、3-11
建物:1-9、3-1、3-10
区分:1-1、1-5、1-6、3-1、3-5、3-7、5-2、7-2、8-1
知っておいたほうがよさそうなもの
土地:3-12、3-13
建物:1-2、1-3、2-2、2-3、3-5、3-6、3-11、7-1、7-2、8-1
区分:1-8、1-10、1-16、2-1、2-2
土地:25個/48個
建物:35個/50個
区分:23個/49個
全:83個/147個
これでかなり減りました。内容的にはよく似たものも含まれているため、見た目ほどは負担ではないはずです。
※ 平成26年度はノーマークだった建物表題部変更・合併登記から出題されたように、これら以外のものからの出題も当然に考えられますのであくまで目安と考えてください。
申請書マニュアル解説講座で楽をする
東京法経の「不動産表示登記申請マニュアル(改訂二版)」解説講座は、網羅的に申請書のポイントを解説していってくれる全7回のボリュームのある講座です。
内容説明してもらって理解していれば暗記が一気に加速するので、インプットが辛い場合には早い段階で導入しましょう。
使い方のコツとしては、「事件の概要」のページは問題としての意味を持つのであれこれ書かず、申請書や解説のページに追記していきましょう。ポイントの解説を通じて、基本書で学んだことがいろいろとリンクされて理解が深まるのが実感できるはずです。
⇒ 「不動産表示登記申請マニュアル(改訂三版)」解説講座
申請書は書いて覚えてはいけない
架空の人物の名前や住所を何度も書いたところで学力は向上しません。また、申請書に限らずの話ですが、書いて覚えようとするのは非常に時間がかかり効率が悪いです。
おすすめの勉強法は、まず申請書の様式を全種類そろえて手元に準備します。次に、各案件の右ページにある<事件の概要>を確認し、白紙の申請書様式を眺めながら声に出して申請書を作成していきます。わからなかったらさっさと答えを見て、できるようになるまで繰り返します。
一度できるようになったら、下記のスケジュールで復習しましょう。
その日のうちに復習
その日の寝る前に復習
次の日に復習
週末に復習
記憶を深く定着させることができます。復習は1からやる必要はなく、ポイントとなったところを一読する程度で十分です。