土地家屋調査士試験では直定規を使用できない
これまで何度かご案内していることですが、平成27年度土地家屋調査士試験の受験案内において、三角定規以外の定規の使用禁止が明記されました。
これにより、直定規(東京法経学院で販売されていたものも含む)の使用は禁止され、各階平面図の2階部分も三角定規で作図する必要があります。また、図面の清書も三角定規か三角スケールで行う必要があります(三角定規による清書をおすすめします)。
すでに東京法経学院でも直定規の販売が終了し、「すいすい君、すらすらチャン」は三角定規のみの販売となっています。これに伴って、3,000円+税に値下げされました。
⇒ 縮尺定規「すいすい君、すらすらチャン」
また、新・最短合格講座に同梱されていた「すいすい君、すらすらチャン」からも、直定規は廃止されています。予備校においても直定規の廃止が徹底されましたので、本試験では絶対に使用しないようにしてください。
それにしても利用できなくなった「すいすい君、すらすらチャン」の直定規の良い使い道はないものでしょうか。形と縮尺が独特すぎて定規としては使えないし、カッター用の定規としては短すぎるし・・・。
精度を重視して作られているようで、モノはいいのにもったいない話です。
直定規の禁止にともない、過去の記事を一部修正しました
直定規が禁止されたことにともない、情報が古くなっていた下記のページについて一部修正を加えました。
⇒ おすすめ文房具:三角定規編 東京法経学院の定規とLECの定規を比べてみた
⇒ 土地家屋調査士の作図をアニメーションで10倍わかりやすく学ぶ。一気に壁を突破しよう
直定規を使用した各階平面図の作図方法をアニメーションで表示していましたが、これをすべて更新しました。2階部分も三角定規を使用して作図するオーソドックスな方法に変更しています。
各階平面図の作図のしかたはいろいろあって、解答用紙を横にむけて1階と2階を一気に描き上げる方法もあります。これは非常に理にかなった方法ですが、習得するにはそれなりのコツと慣れが必要で、身につけたからといって劇的に早くなったり正確に書けるわけでもありません。
直前期に練習するのはリスクが大きすぎるので、オーソドックスな方法をとりあえず習得すれば十分です。
直前期に受験上の細かいテクニックを気にするよりも、たくさんの問題に取り組んで問題文を正確に把握し解決する能力を養ってください。