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まだあきらめてはいけない、いまからでも間に合う
測量士補の受験を申し込んだものの、なかなか勉強に手をつけられていないという方も多いのではないでしょうか。一般的に測量士補の難易度は簡単な部類に位置づけられていますが、土地家屋調査士に合格した人ですら「測量士補の勉強開始時が一番つらかった」と言う人すらいるほど、初学者には取っ付きづらい側面もあります。
自動車は発進時に最も大きなエネルギーを消費するといいますが、それは測量士補も同様で、勉強を始めた時にもっとも大きな気合が必要です。しかし最初のひと押しさえあれば、案外簡単に下り坂を勝手に転がるようにスイスイ進められるものです。
残された時間がわずかなのであれば、そのときなりの勉強方法があります。あきらめずに勉強を今からでも開始しましょう。直前期の短期間勉強だけで合格できたのなら、こんなお得な話はありません。
参考書は要らない
測量士補の試験は、何度も同じ問題の焼き直しが出題されるという特徴があります。過去問さえやっておけば十分に合格点がとれるし、過去問だけやるのが合格のための最短ルートです。分からない単語が出てきた場合だけ、ネットで簡単に調べると良いでしょう。
わからなければすぐに飛ばす
大多数は簡単な問題ですが、なかには捨ててもいいとされる比較的難しい問題もあります。わからなければ参考書を開くのではなく、諦めて次の問題に取り掛かる適当さが大切です。特に計算問題でハマってしまうと時間の浪費が大きくなります。苦手と思ったら後に回して、できる問題から片付けていきましょう。
関数電卓を利用する
本試験では関数電卓の使用は認められていませんが、受験勉強において使用することで勉強時間の短縮を図ることができます。ここで関数電卓の詳細な使い方をマスターする必要はありません。「°′″」ボタンを用いた角度の入力や四則演算ができれば十分に勉強時間の短縮になります。
⇒ fx-jp900を購入したのでいろいろ評価してみた
過去問を一冊だけ買う
直前期であれば、たいていの受験生は何かしらの過去問を持っていることが多いと思います。どの問題集であってもさほど優劣はありませんので自分の選んだ問題集を使うといいでしょう。もしこれから購入するのであれば、『日建学院 測量士補過去問280』がおすすめです。この問題集の長所として以下の点があります。
比較的安価である
10年分の問題が掲載されています。同じ問題数が掲載されているのであれば、安価であることに越したことはありません。
重要度が明記されている
問題の重要度に応じてランク付けがされています。最初はAランクばかりやっていき、次にBランクにとりかかりましょう。時間がないのでおいしい順に解いていきます。
解説が比較的詳しい
日建学院の問題集は解説が比較的詳しい印象があります。初学者にとっては、解説が手厚いことは非常に重要です。