ひと昔前までは、土地家屋調査士受験の定番ペンといえばハイテックCが圧倒的支持を得ていたのですが、昨今の文房具ブームにより選択肢が増え、状況は変わりつつあります。ハイテックCが優れたペンであることは間違いないのですが、ここではより建物の書式問題に特化して、最高のパフォーマンスを発揮すると思われるペンをご紹介いたします。
本サイトでは、土地、建物、記述問題でペンを持ち替えて使い分けることを推奨しています。持ち替えるのは2、3秒のタイムロスになるかもしれませんが、より綺麗に早く、気分よく書式問題を進めることができるからです。
書式(建物)には線の美しさと乾きやすさが重要
書式(建物)では、図面が複雑なものも出題される場合があり、慎重に線を引く必要が有ります。また、清書後に鉛筆線を消す必要が有るため、乾きやすさも重要な要素です。そこでおすすめしたいのが、ステッドラーの線引き用ペン「ピグメントライナー」です。9種類のペン先から選べますが、私は0.1mmを利用していました。
長所:美しいライン。放置してもかすれない
ウルトラブラックの水性顔料系インクです。「ピグメントライナー」という名のとおり、線を書くためのペンなので、濃く、美しく描くことができます。また、長時間キャップを閉め忘れても、ステッドラー独自のインクがペン先に薄い皮膜を形成し、約18時間ペン先の乾燥を防ぐことができます。試験中にキャップを開け閉めする必要はありません。
短所:筆圧をかけるとペン先が潰れて太字になる
筆圧をかけても「濃さ」は変わらず、かえってペン先を傷める原因となりますので軽いタッチで描きましょう。価格帯も一般的なサインペンと比べて高級感のある設定となっています。
ステッドラー ピグメントライナー 0.1m
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