ここ数年、法務省より「土地家屋調査士試験に使用できる電卓」についての例示列挙の発表がされています。平成27年度も公表されたので見ていきましょう。
⇒ 土地家屋調査士試験のページ(法務省)
目次
追加された主な関数電卓
fx-JP500・fx-JP700・fx-JP900(カシオ)が追加された
fx-JPシリーズは、土地家屋調査士受験界でほぼスタンダードとなっているカシオの関数電卓最新バージョンです。fx-9◯◯シリーズ(fx-995・fx-915など)は既に販売終了し、その廉価版のfx-3◯◯シリーズも1機種のみの販売となっています(fx-375ESのみH27.8時点で販売中)。
直前期に旧シリーズから乗り換える必要は全くありませんが、今後の講義などはfx-JPシリーズを中心に展開される可能性が高いので、新たに土地家屋調査士を目指して勉強を始める人はfx-JPの購入を検討しましょう。
なお、旧機種廉価版のfx-375ESは、非常に安価に購入できますが同じ旧機種のfx-9◯◯シリーズと比較すると文字の塗装がはげやすい傾向があるようです(文字がはげてくると合格が近いという都市伝説もあります)。
fx-530AZ(カシオ)が追加された
見慣れぬ関数電卓が追加されていると思ったら、学校販売専用のモデルのようです。fx-JP500・fx-JP700・fx-JP900シリーズの教育用モデルで機能的には最上位版のfx-JP900からいくつか機能を削ったという感じでしょうか。一般販売されておらず入手自体が困難なので、あえて探しに行く必要もないでしょう。
その他、四則電卓についての変更があった
本気の受験者層にはあまり関係がないと思われますが、通常の四則電卓についても例示列挙のうちいくつか変更がありました。ご担当の人もここまで確認しないといけないとなると大変ですね。
まとめ
受験案内で直定規の使用禁止が明記されたときは驚きましたが、今回の関数電卓については特にこれといった大きな波乱はなさそうです。
直前期は、受験生にとってみれば記憶したことをそのまま本試験に持ち込むことができる大事な時期です。同じ時間勉強するにしても、これまで勉強してきたどの期間よりも大きな効果が見込めます。残された時間を有効に使いましょう。
また、急に暑くなってきたので体調管理にも注意して、気持ちを切らさないようにしてください!
⇒ 関数電卓fx-JP900(カシオ)を購入したのでいろいろ評価してみた