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基本的な方針について
書式の勉強をしていると、他の受験生はどうしているのだろうと疑問に思う点がいくつも出てくるものです。そこで、よくある疑問点について考えてみました。
迷ったら書くほうが後悔は少ない
書式は減点方式であると言われています。
そのため、基本的にはつっこみどころを排除して、そつのない書式答案を完成させるべきです。問われたことに忠実かつ簡潔に回答するよう心がけましょう。
また、試験中に書いていいのか迷う事項が発生した場合、書いたほうが後悔は少ないと思われますが、最後は頑張ってきた自分を信じて判断しましょう。
土地で(単位:m)は記入すべきかどうか?
書くべきであると考えます。
本試験の答案用紙にもともと印字してある場合がありますが、印字されていない場合は書くべきです。
予備校の答案練習会でも書いていないと減点される場合があります。
そのため、大多数の受験生は書いているものと判断されます。2、3秒で書けるようなものを省略してリスクを負う必要はありません。
清書後の鉛筆線は消すべきかどうか?
清書した後の鉛筆線は消すのが常識となっており、これについては見解が分かれているというわけではありません。きちんと消しましょう。
鉛筆線を残した場合、減点されることはあっても加点されることは絶対にありえません。
消すことを前提に、速乾性のあるペンを下記で紹介しているので参考にしてみてください。速乾性があるからと過信せず、清書後に一呼吸置いて消すことができるよう解答の順序も工夫しましょう。
⇒ おすすめ文房具:書式(土地)のペン編
⇒ おすすめ文房具:書式(建物)のペン編
求積方法などの枠線は必要か?
見やすさと必要な時間のバランスを考えれば、一番外の外枠線だけ省略し、文字と文字の間の仕切り線だけ定規で書くのがおすすめです。完璧に平行に線を引く必要はないでしょう。
見ていただくという考えは重要
実務において手書きで図面を提出することはまずないと思いますが、もしこれが現実の登記申請ならどうなるのかという考えを持つことは重要です。
あなたが書いた図面が登記官によって電磁的記録に記録して保存された場合、その手書き図面は申請書類つづり込み帳につづり込まれ、電磁的記録に記録した日から30年間保存されることになります。
そう考えれば、汚い字で書いたり鉛筆線を残すなどという考えは浮かばないはずです。
どこに出しても恥ずかしくない図面を作成しましょう。