宅建に合格した方へ
宅建を取得された方の中には、次に何の資格に挑戦しようかと考えている人も多いのではないでしょうか。そのような方には、独立型の資格でありながら、努力すれば合格できる難易度にある調査士の受験を強くおすすめします。
私は、調査士を受験する動機は不純であっても構わないと思っています。
- 会社員が今後の保険として受験
- 司法書士・不動産鑑定士等さらなる難関資格へのステップアップを見据えての受験
- 大学生が余裕時間を使って受験
不動産登記件数が減少傾向にあるのは事実であり、いつ独立するかという明確なビジョンを持って試験を受ける人のほうがむしろ少数派ではないでしょうか。
こんなことを書いたら調査士の先生には怒られるかもしれませんが、私がこのように思うのは、受験勉強の過程において試験内容の面白さや業務のやりがいにきっと気づかれることと確信しているからです。
試験においても、業務においても宅建の知識が活用できます。ぜひ次のステップとして、人生を変える威力のある土地家屋調査士に挑戦してみましょう!
宅建からステップアップする場合のメリット
試験内容が重複する箇所がある
調査士の試験では択一が20問、書式が2問出題されます。択一20問のうち3問は民法から出題されており、ここで宅建で勉強した「権利関係」の知識が活用できます。さらに土地区画整理事業に関する知識、借地借家法、区分所有法、不動産登記に関する知識も役立つことでしょう。
業務内容で宅建の知識が必要になる
宅建は、不動産資格の登竜門とよく言われるだけあり、調査士業務を行うにあたって最低限知って置かなければいけないことをカバーしています。建築基準法や都市計画法上の開発許可、宅造法、農地法、租税に関する知識など、すでに下準備はできており、あらためて勉強する必要がないぶん有利であるということができます。
成功体験がある
一度宅建で合格を成し遂げたという成功体験は、とても重要です。人の脳は、一度成功をおさめると努力を続けることができる性質があると言われています。成功体験があるからこそ、より根気強く勉強することができるのです
勉強グセのついている今こそチャンスです!
まとめ
せっかく宅建に合格したのですから延長線上にある調査士にも挑戦してみましょう。きっとあなたの人生においても役立つはずです。このサイトには調査士を受験する際に立ちはだかる壁を突破するための様々な情報があります。ぜひご活用ください。
さしあたり午前の部の免除資格を持っていない場合には、測量士補に合格する必要があります。測量士補と調査士のダブル合格を目指す場合など、詳細は下記リンクをご覧ください