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敷地権の理解なくして土地家屋調査士合格はない
土地家屋調査士試験の合格には敷地権に関する正確な理解が欠かせません。
択一対策として
択一においては、敷地権がらみの問題は長文化する傾向があり、理解が不十分であると読解にも時間がかかるし得点も取れないという悪循環に陥ります。択一は少なくとも40分以内に逃切り点を獲得することを目標にするわけですから、敷地権が苦手なんて言っている場合ではありません。
⇒ 土地家屋調査士受験の理想的な解答の順番と時間配分を考えてみた
書式対策として
各年度ごとの建物の書式の出題範囲を、おおまかに非区分建物と区分建物に分類すると下記のとおりになります。
出題年 | 建物書式の類型 |
---|---|
平成20年 | 区分建物 |
平成21年 | 非区分建物 |
平成22年 | 非区分建物 |
平成23年 | 非区分建物 |
平成24年 | 区分建物 |
平成25年 | 非区分建物 |
平成26年 | 非区分建物 |
平成26年度本試験では建物の書式において共用部分である旨の登記など区分建物に関する知識も問われましたが、メインの論点は非区分建物に関するものでした。
平成27年度本試験においては、建物の書式で区分建物からの出題も十分考えられるので、しっかりと対策をして得意科目にしましょう。
まずは敷地権の定義を暗記しよう
敷地権の定義は記述問題でも問われやすいところなので、即座に書けるように自分のスタイルをきめてしまいましょう。試験で問われ、考えながら書くようでは合格は程遠いと言わざるを得ません。
⇒ 敷地権とは【穴埋め問題】
区分所有法22条は最重要条文
区分所有法のなかでも22条は最重要条文として位置づけられます。最初は書いてあることの意味がわからないくても、勉強をする過程において何度もこの条文に立ち返って理解を深めていきましょう。
⇒ 専有部分が敷地利用権と一体化する場合(区分所有法22条)【穴埋め問題】
土地家屋調査士 敷地権と区分所有法 すっきり!まるわかりゼミ
敷地権と区分所有法を全4回(1回約2時間)で、非常にわかりやすく解説しているのが東京法経学院の『土地家屋調査士 敷地権と区分所有法 すっきり!まるわかりゼミ』です。とくに苦手意識を持ちやすい初学者におすすめですが、一定の学力を積んだ方にも、普段あたり前のように詰め込んでいた知識のバックグラウンドが明らかになり、新たな気付きがあることでしょう。
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