目次
前年度受験案内からの変更点
法務省において平成30年度土地家屋調査士試験の受験案内が公開されました。平成29年度の受験案内と比較で、変更内容をざっと確認していきましょう。
⇒法務省:土地家屋調査士試験
試験日が10月下旬に変更された
平成30年度から、10月下旬に実施することになりました(平成30年は10月21日(日)。平成29年以前は8月下旬に実施されていました)。
これにより測量士補との同時受験の手続きが楽になり、受検案内から手続き上の文面が削除されています。
氏名記載の徹底
(5)記述式用答案用紙の解答欄に受験者の氏名又は特定人の答案であると判断される記載がある場合,その者の記述式用答案用紙については,採点されません。
初めて読んだとき、何を書いているのかよくわからなかったのですが、氏名を誤って解答欄に書く人が多いのでしょうか。名前は氏名欄へ確実に記載しましょう。誤って解答欄に名前を書いても救済措置はとらない旨が明記されています。
アラームが作動した場合、答案は無効であることが明記された
携帯電話等の通信機器は,電源が切れていてもアラーム等が作動する場合がありますので,アラーム等の設定をしている場合には,必ず解除してから電源を切ってください。試験中にアラーム等が作動した場合,その者の答案は無効なものとして扱われます。
スマホの電源を落とす前に、アラーム設定が解除されているかを確認しましょう。明記された以上、アラームが鳴れば一発アウトです。
ストップウォッチ(時計機能のみ。アラーム不可)が使用できることが明記された
(8)試験時間中は,受験票,時計又はストップウォッチ(時計機能のみのものに限り,アラーム等音の出る機能の使用は不可),前記6 (2)の筆記具等(前記(2)ただし書きのシャープペンシル,ラインマーカー又は色鉛筆を含む。)及びキャップ付きペットボトル飲料(※後記(9)の注意事項をお読みください。)以外のもの(付箋,筆記具入れ等)は机上又は机の中には置かずに必ずかばんの中にしまってください。
今回からストップウォッチが使用可能であることが明記されました。ただし、前述のとおりアラームが鳴ってしまったら一発アウトです。なんというトラップ・・・。
ストップウォッチというものはアラーム機能がついているのが普通だと思いますので、もし持っていくなら、本当にアラームが鳴らないように設定されているか、十分シミュレーションを重ねてから使用しましょう。
トイレに行く方法が明記された
(10)試験時間中の体調不良,やむを得ずトイレに行く必要がある場合等には黙って手を挙げ,試験監督員の指示に従ってください。無断で席を立ったり,携帯電話等の不要物を携行することは禁止します。
親切にもトイレに行く方法まで明記されています。いうまでもなくトイレに行った時点で不合格が濃厚だと思われるほど時間がシビアな試験ですので、体調管理には十分気をつけてください。真夏の試験ではなくなったので、試験前に水分をなるべく控えましょう。
試験環境による救済措置は行わないことの明記
(13)試験時間中に日常的な生活騒音等(試験監督員の巡回による足音・監督業務上必要な打合せなど,机・椅子がきしむ音,航空機・自動車・風雨・空調の音など,周囲の受験者の咳・くしゃみ・鼻をすする音など,照明の点滅など)が発生した場合でも救済措置は行いません。
苦情が多いのでしょうか。雑音や空調、照明など、試験環境が不利な状況であったとしても、救済措置は行わないこととされています。土地家屋調査士試験は精神力も試される試験です。
最後に
今年は試験日が変更されるという大きな変更がありましたが、それ以外はおおむねいつもどおりと言っていいでしょう。細かな事項を追記することにより、より厳格に試験を行うという方向性は見受けられます。
季節の変わり目ですので体調管理にはくれぐれも留意してがんばりましょう!
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