『調べてみよう地面のボタンのなぞ』を読んでみた

調べてみよう!!地面のボタンのなぞ おすすめ書籍・講座

土地家屋調査士の仕事を理解してもらうのに最適です

小学生の女の子が、夏休みの自由研究(文部科学大臣奨励賞受賞)で作成した題材をもとに製作された本です。通学路にある地面のボタンのようなもの(金属鋲や街区基準点など)を見つけた好奇心旺盛な女の子がその存在に興味を示します。ボタンをつけた人や目的を調べるべく専門家である土地家屋調査士会や国土地理院のところに行って教えてもらったことを、「もっとえらいボタンを探せ!」や、「地面のボタン大図鑑」という形でまとめられています。

土地家屋調査士の仕事を理解してもらうには、登記とは・・・から入って、どうしても堅い話になりがちですが、子供目線で作成されているので入り口として興味を持ってもらうのに適しています

完成度が高い

子供向けの本と思われるかもしれませんが、もともとストーリーがしっかりしているところに土地家屋調査士が手を加えて作成しているので非常に完成度が高く、奥の深い内容となっています。
周りの人たちに土地家屋調査士の仕事を理解してもらうために、手元に置いておくのもいいでしょう。自分の子供がこんな自由研究を作ってきたら嬉しさで涙が止まらないと思います。

また、測量士(補)受験生や土地家屋調査士受験生が息抜きに読めば、モチベーションがアップするかもしれません。

日本土地家屋調査士会連合会による動画もあります

⇒ https://www.youtube.com/watch?v=DjLaToaGQNU

ながめているだけで楽しい

レア度順に並べられた「地面のボタン大図鑑」は、ながめているだけでも楽しめます。売れすぎて一時在庫不足になったというのも納得のできです。伊能忠敬をデフォルメしたキャラクターもかわいくて、紙面のデザインも非常に洗練されておりお金がかかっているなぁという印象を受けます。それでいて非常に低価格ですから、関係者は本気出しすぎですと言わざるを得ません。

今後日本は超高齢化社会になり人口が減っていくなかで土地余り、家余りが始まりつつあります。最近では、空家の問題などもクローズアップされています。今後景気の動向次第で多少の浮き沈みはあるにせよ、登記件数の減少により業界全体として先細りの傾向は残念ながら否定できません。そのような中にあって業界の裾野を拡げるような啓発事業にも力を入れていくのは大切なことということでしょう。いきなり堅い話になりましたが、良く出来た本なので一度読んでみてください。

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