土地家屋調査士受験生の後悔しないゴールデンウイークの過ごし方を考えてみた

おんぶする男 学習方法の検討

新年度が始まり、桜が散ってしまうと本試験まであっという間です。毎週末に答練を受講されている人にとっては答練が終わればすぐに直前期なので、ゴールデンウイークはまとまった勉強をする時間が取れる最後のチャンスと言っていいでしょう。そこでゴールデンウイークの後悔しない過ごし方を考えてみました。

5月下旬の模試を想定して勉強しよう

毎年5月下旬には、東京法経学院で全国公開模試(実力診断模試)が行われます。実力診断模試は、合格直結答練や実戦答練のなかに組み込まれているので全国的に多くの受験生が参加します。この模試を受ける予定のある方は、模試でいかに良い点数を効率よく取れるかを考えながらゴールデンウイークで集中的に勉強しましょう。目標は総合得点でBランク以上を取ることです。模試を受ける予定のない人も、5月下旬を一つの目標にして勉強を進めましょう。

模試で得点するための効率のいい勉強とは?

ゴールデンウイーク中に択一の問題集を一回転させると決意して、そればっかりやるというのもひとつの方法ですが、模試で高得点を目指すという意味では大きな穴ができてしまい効率的な勉強とはいえません。もし明日が試験日だったらあなたはどんな勉強をするでしょうか?おそらく総当り的に重要なところをおさらいし、大きな穴がないように努力するはずです。ゴールデンウイーク中も同様に、択一、書式、申請書の大事なところを総復習してみましょう。

書く勉強はしない

では、総復習をするためにはどうしたらいいのでしょうか?勉強も進んでいないのにそんなことできるわけがないと思う人もいるかもしれませんが、深く考える必要はありません。

おすすめの勉強法は、書式でなるべく書くことをしないという勉強法です。図面や申請書を書くというのは非常に時間がかかり、多くの労力を強いられるので非常に学習コストの高い作業です。これを省くことにより、省エネでリズムよく勉強を進めることができます。時間が確保できる場合とできない場合の勉強の取り組み方を下記に示したので、苦手分野や時間を考慮して上手に組み合わせて勉強しましょう。大雑把でもいいのでとにかく一周させるということを再優先に勉強して下さい。なお、優先すべき勉強の対象は1.直近3年間の過去問、2.今までの答練、3.その他教材です。

ある程度時間がある場合
択 一:間違えたところだけを解答する
書 式:土地は求積まで、建物は寸法図を書く。図面と申請書は書かない
申請書:申請マニュアルの重要な様式を解答できるかチェックする

ほとんど時間がない場合
択 一:なんども間違えたところだけを解答する
書 式:問題文を読んで、解説文を読む(一切自分で解かない)
申請書:申請マニュアルの重要な様式だけさらっと目を通す

人間は忘れる生き物なので、一回だけ深く勉強するよりも何度も繰り返すことのほうが重要です。ゴールデンウイーク中に総復習を一度しているおかげで、今後の勉強の定着率も高めることができます。
エビングハウスの忘却曲線を意識して暗記力をアップしよう

街並み

開き直ってはじける

実はこれも有力な方法だったりします。7月で答練が終わるとペースが乱れ、直前期に遊んでしまう方がたまにいるのですが、直前期で息切れするくらいならここで思い切り遊んでおくべきです。後ろめたい気持ちで遊んで過ごすというのは一番良くないので、遊ぶなら開き直って遊びまくり有意義に過ごしましょう。受験勉強は家族にも負担をしいるものなので、家族との時間も大切にするべきです。ゴールデンウイークが終わりに差し掛かると勉強をしなかった虚無感に襲われるかもしれませんが、本試験が終わったらまた同じように遊ぶと心に決めて再出発して頑張るようにしましょう。

講座を受講してモチベーションを高める

ゴールデンウイーク期間中は最後のまとまった勉強時間ということで、各校とも力を入れていろいろな講座が展開されています。自分の弱点にマッチするような講座があれば受講することをおすすめします。いずれも通学講座なので強制的に勉強することとなり、意志の弱い人でも頑張ることができます。周囲の受験生の雰囲気も一段と熱気を帯びてくるので多くの刺激を受けることでしょう。

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